日本人は昔からお風呂好きで、肌を清潔に保つ習慣があります。諸外国よりもお風呂にこだわり、しっかり洗うことで肌を守ると考えてきたのです。ですが洗いすぎても肌トラブルになることをご存知でしょうか。いくつか注意点をあげながらスキンケアのポイントを説明します。

1.ぬるま湯で洗うだけで表面汚れは落ちる

毎日のお風呂でボディーソープや石けんを使ってゴシゴシと洗うのはタブーです。
真夏など大量の汗をかいた場合は別としても、それ以外の季節ならそれほど洗わなくても肌の汚れは十分落ちます。
20分前後ぬるま湯に浸かるだけでも、少しずつ毛穴から汚れが落ちていくので、本来ならタオルやブラシで強くこすらなくても良いのです。
埃などの汚れならすぐに落ちますから、週に数日間はお湯に浸かるだけの日を設けて肌を休めてください。

2.タオルやブラシの素材にこだわる

ブラシなどの硬いもので体を洗うのは、多くても週に3日程度にとどめてください。
毎日洗っていると肌が傷ついて皮が剥がれてくる恐れもあるのです。
硬めのブラシやタオルを使えば汚れは綺麗に落ちますが、肌の表面が摩擦で傷みやすくなるからです。
摩擦などのダメージを受け続けると、肌全体が乾燥して水分が不足してしまうのです。
優しい絹などのタオルに換えるだけでもずいぶんダメージが変わります。
肌に直接当てるものですから、出来るだけ柔らかくて刺激を与えない素材を選ぶことが肌の健康に繋がります。

3.化粧水やクリームを使わない

お風呂から出たらすぐに化粧水などで保湿をする人が多いです。
確かに温まった肌に化粧水やクリームを与えると吸収しやすくなります。
ふっくらモチモチといった決まり文句で肌に水分を与える習慣に慣れてしまっているのです。
そうしなければ乾燥してしまう思い込んでいるのですが、水分を与え過ぎているから乾燥を招くということに着目してください。
もともと肌の層には水分を逃がさないように保護膜があるのです。
ですから過度に化粧水やクリームを使い続けると、肌の機能が低下しやすくなるので気をつけましょう。

 

お風呂でしっかりと肌を洗うのは気持ち良いですし、決して悪いことではありません。
ただ、洗い過ぎると傷つけてしまうので乾燥しやすくなるのです。
乾燥した肌を何とかしようとして化粧水などを多量に使うと、肌バリアの機能が低下するので悪循環になります。
ほとんどの汚れはぬるま湯で落とせるので、過剰に敏感にならずに肌を守りながらスキンケアすることをお勧めします。